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ゼウスガーデン衰亡史 / 小林恭二
著者:小林恭二
出版社:福武書店
発行年:1991年
サイズ:152mm×105mm(文庫)
商品の状態:表紙にスレあり。小口と背にシミあり。本文状態は美品ではないものの書き込みや折れなどは見当たりません。
—— うらぶれた場末の遊園地、「下高井戸オリンピック遊技場」は双子の天才、藤島宙一・宙二兄弟の卓越した経営手腕により急成長を遂げ、「ゼウスガーデン」と名を変えて、ありとあらゆる欲望を吸収した巨大な快楽の王国となってゆく。果てなき人間の欲望と快楽の狂走を20世紀末から21世紀末までの百年という壮大なスケールで描く快作長篇。——(本書カバーより引用)
文学・SF・歴史…。本書はその射程の広さゆえに「どんな小説なの?純文学なの?エンタメなの?」と問われると首を傾げざるを得ません。ただ、❝文学性+娯楽性ともに一級品である❞と断言できます。ひとびとの欲望に駆動されたパワーで世界の形がガラガラと音を立てて一新されてゆく様子は痛快の一言。みなさまも本書を手にとって❝欲望に翻弄される爽快感とその行き着く先❞を味わってみましょう。
¥660
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