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幻想と怪奇 第3号 黒魔術特集
編集:紀田順一郎、荒俣宏
出版社:歳月社
発行年:1973年
サイズ:210mm×150mm
商品の状態:背の上部に破損あり。表紙にスレと傷あり。本文の一部に折れあり。
日本で最初の幻想文学の専門誌です。エリファス・レヴィー、アレイスター・クロウリー、マダム・ブラヴァツキーなどの魔道士が記した❝幻の名作❞が収められています。またクトゥルフ神話のラヴクラフトによる短篇『銀の鍵の門を超えて』も収録されています。編集者の紀田は本書で❝魔術が技術に敗北した今こそ魔術が求められる❞と述べており、まさに現在のクトゥルフ神話ブームを予見した1冊だと言えます。あの博覧強記こと荒俣博さんが翻訳家(団精二名義)として名を連ねています。
—— 魔術の神秘的なベールが剥がされ、既成宗教やテクノロジー、風俗現象と和解し、場合によっては吸収されてしまうのは、あるいは時代の必然という者もあるかもしれない。だがマジックそのものは分解しても人間の存在するかぎりその心に巣食うサタンはいぜんとして地上を支配しつづけるのである。——(本書p47『現代魔術の思想と行動』より)
¥1,980