文学がこんなにわかっていいかしら / 高橋源一郎
¥550
著者:東野圭吾
出版社:講談社
発行年:1999年
サイズ:148mm×105mm(文庫本)
商品の状態:表紙に僅かなスレあり。本文の状態は概ね良好です。
名探偵作品に必ず出てくる❝脇役刑事❞が主人公のメタミステリ短編集です。東野圭吾さんのチャーミングな笑顔がこぼれ出ている一冊です。パッと見は単なるおふざけに見えて、その背後に《推理小説に対する真摯な眼差し》が見え隠れします。
—— 最近頭の痛いことの一つに密室トリックがある。(中略)いろいろとバリエーションがあるが、結局は『密室』である。そのたびに名探偵が密室宣言をし、我々脇役は驚いたふりをする。本当は少しも驚いていない。——(本文より引用)