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第四間氷期 / 安部公房
著者:安部公房
出版社:早川書房
発行年:1964年
サイズ:183mm×106mm(新書サイズ)
商品の状態:表紙に汚れ+破れあり。経年劣化が激しいですが、本文を読む分には問題ございません。
日本で最初の長編SF小説と言われる安部公房の初期SF作品です。安部公房とは芥川賞を受賞した純文学作家であると同時に海野十三や星新一と肩を並べる日本SF界の巨匠でもあります。登場するSFガジェットは時代を感じさせるものの、❝過去に自分で開発した技術に未来の自分が否定されてしまう❞というテーマ自体は、まさにAI技術に翻弄される昨今のわたし達を見ているようです。
—— 事の起りは中央計算技研で開発された画期的な電子頭脳——予言機械に何を予言させるかという問題だった。不特定の個人の未来を予言させることに決って、やがて一人のなんの変哲もないサラリーマン風の中年男がモデルに選ばれたが……その男が、翌日絞殺死体となって発見されたことから事件は急転直下あたらしい展開をする。予言機械に、死んだ男のデータを喰わせ、それによって犯人をつきとめようということになったのだ。だが、予言機械がやがて明らかにしたのは、余りにも意外な事実だった!——(裏表紙より引用)
¥550
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