飛び散れ、水たち / 近江 瞬
¥1,980
著者:竹久夢二
出版社:龍星閣
発行年:昭和34年
サイズ:214mm×160mm(外箱あり)
商品の状態:箱に汚れと染みあり。裏表紙に一部傷あり。本文の状態は書き込みや汚れもなく概ね良好です。
大正十三年に都新聞(東京新聞)に連載された夢二の小説と挿絵です。一人の少女の表情を見ても、夢二は単なる感傷を描いているのではなく、あの時代の彼女たちの生活や「風のやうに」しか生きられなかった時代の姿を眼にみえるように描いています。あの人も、あの家も、あの風景も、そしてあの思い出も、みな夢二の絵の中にあります。
「矢崎忠一は妻を殺しました」
陸軍中尉矢崎忠一は、師團長の私宅玄関を入りながら我鳴つた。まるで醉ぱらつた人のやうに、いやに虚勢を張りながら言つた。
~ 本文2頁より引用 ~
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