桃仁しの | GAMABOOKS
台所太平記 / 谷崎潤一郎

台所太平記 / 谷崎潤一郎

¥1,650

著者:谷崎潤一郎
出版社:中央公論社
発行年:1963年
サイズ:204mm×138mm(箱あり)
商品の状態:外箱に経年劣化あり。背にヤブレあり。小口に染みあり。本文を読むぶんには問題ございません。

戦前戦後に台所仕事を担った❝女中❞をつぶさに観察した長編小説です。主人公が女中に按摩してもらうくだりは谷崎節全開です。主人公の背中で女中が正座している按摩シーンのイラスト(横山泰三)はシュールの極み…最高です。

—— 按摩も、本職の治療師だと、ややもすれば長時間になり過ぎて揉み起すことがありますので、固くなつた節々を程よく解きほごして貰ふには、家の女中に觸つて貰ふのが一番です。但しそれには條件がありまして、勘所をよく心得た人であること、それが第一ですが、次には指先の肉がふつくらしてゐて、分厚く柔かであること、——これが案外大切なのです。——(P207)

—— 初のたつぷりとした大足の、而も眞つ白で綺麗な足の裏が一杯に乗つかつて、あの大女の重石で蹈まれると、實にいい気持でした。——(P207)

痴人の愛 / 谷崎潤一郎

痴人の愛 / 谷崎潤一郎

¥550

【再入荷】

著者:谷崎潤一郎
出版社:新潮社
発行年:1947年
サイズ:148mm×106mm(文庫本)
商品の状態:表紙に経年並みの傷とスレあり。本文の状態は概ね良好です。

マゾヒズムを地でゆく小説家、谷崎潤一郎の長編小説です。カフェで出会った15才の少女❝ナオミ❞を理想の妻に育てようとした男❝譲治❞が次第にナオミの妖艶な肉体に魅了されて愛欲の奴隷になる様を描いています。一人の女を求めるあまり身を落とす主人公にわずかな羨望を抱いてしまうのはわたしだけではないはず。みなさまも本書で谷崎潤一郎のマゾヒズムの世界にどっぷり漬かってみましょう。

—— 夫人の体には一種の甘い匂がありました。「あの女アひでえ腋臭(わきが)だ、とてもくせえや!」と、例のマンドリン倶楽部の学生たちがそんな悪口を云っているのを、私は後で聞いたことがありますし、西洋人には腋臭が多いそうですから、夫人も多分そうだったに違いなく、それを消すために始終注意して香水をつけていたのでしょうが、しかし私にはその香水と腋臭との交った、甘酸ッぱいようなほのかな匂が、決して厭ではなかったばかりか、常に云い知れぬ蠱惑でした。それは私に、まだ見たこともない海の彼方の国々や、世にも妙なる異国の花園を想い出させました。「ああ、これが夫人の白い体から放たれる香気か」と、私は恍惚となりながら、いつもその匂を貪るように嗅いだものです。——(本文より引用)

チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 / 塩野七生

チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 / 塩野七生

¥1,650

著者:塩野七生
出版社:新潮社
発行年:1970年
サイズ:198mm×140mm(単行本)
商品の状態:表紙に僅かなスレ、僅かな汚れあり。角に僅かな凹みあり。本文の状態は日焼けしているものの概ね良好です。

この本が出版された1970年、イタリアルネサンス芸術は知っていても、当時の群雄割拠たるイタリア戦国時代を知っている日本人はほとんどいなっかたと思う。軍事力と権謀術数によって自分の王国建国を夢見た青年の生涯を書いて、知られざる歴史を日本にひろく紹介することになった塩野文学のはじまりを告げる一冊。

◎書店員の推薦文
ルネサンスの時代、都市国家が群立し、睨み合い状態だったイタリア。そこに軍事力と権謀術数によって自分の王国建設を夢見た一人の男がいた。父親である教皇を後ろ盾に、彗星のように現れ、あわやイタリア統一かという活躍をみせ、悪夢のように暗転していった男チェーザレ・ボルジア。この本が刊行された1970年、彼を紹介した一般書籍はほぼなかったと思う。イタリアに暮らす塩野七生が世間に媚びることなく書く、歴史書ではない、小説とも違う歴史文学スタイルが固まった一冊。「ローマ人の物語」「海の都の物語」などの原点がここにある!(by 桃仁)

わが性と生 / 瀬戸内寂聴・瀬戸内晴美

わが性と生 / 瀬戸内寂聴・瀬戸内晴美

¥330

著者:瀬戸内寂聴 / 瀬戸内晴美
出版社:新潮社
発行年:1990年
サイズ:200mm×140mm(単行本)
商品の状態:表紙に傷・汚れ・シミあり。小口にシミあり。本文の一部にも薄いシミがみられますが読んでいただく分には問題ありません。

—— 十代や二十代の女を男はいくつになっても欲しがるようですが、十代や二十代の女の性なんて、場末の洋食屋のデザートか、肉の少いカレーライスくらいのもので、味もそっ気もないが、ただ飢餓感が一時なだめられるという程度じゃないですか。女の性の味は、自分の舌が肥えるのもまさに四十代、食べられて美味しくなるのも四十代と断言していいと思います。——(本書あとがきより)

これが断言できるのが寂聴先生の真髄ですよね。本書は瀬戸内寂聴が過去の自分=瀬戸内晴美と性と生を語りあう往復書簡です。年齢や肩書をかなぐり捨てて性と生に奔放になれる一冊です。

春琴抄 / 谷崎潤一郎(名著復刻全集)

SOLD OUT

春琴抄 / 谷崎潤一郎(名著復刻全集)

¥1,650

著者:谷崎潤一郎
出版社:ほるぷ出版
発行年:1983年
サイズ:200mm×136mm(外箱あり)
商品の状態:外箱に経年並みの傷とスレあり。本文の状態は概ね良好です。

日本の小説家谷崎潤一郎の代表作です。盲目の春琴と奉公人の佐助の耽美的な関係性はいま尚読む人のこころを揺れ動かす名作です。本書は1933年に創元社より出版された単行本の復刻版となります。表題作のほかに戯曲『顔世』と短編『蘆刈』が収められた豪奢なつくりの一冊です。

いずみちゃんグラフィティー / 金井たつお(全4巻)

SOLD OUT

いずみちゃんグラフィティー / 金井たつお(全4巻)

¥3,300

著者:金井たつお
出版社:集英社
発行年:1981年
サイズ:176mm×114mm
商品の状態:表紙&本文ともに経年並みの劣化がみられますが読む上では問題ありません。

ひとつ屋根の下で暮らすことになった硬派な主人公の❝芝田恭兵❞と破天荒な美少女❝田村泉❞による学園ラブコメ漫画です。まだラブコメが定着する前の1980年に週刊少年ジャンプで連載されました。たった4巻のなかにラブコメ・劇画・スポコンなど当時の流行がすべて詰め込まれています。是非当時のジャンプのノリを肌で感じつついずみちゃんの普遍的な可愛さをお楽しみいただければと思います。

伊豆の踊子 / 川端康成(名著復刻全集)

SOLD OUT

伊豆の踊子 / 川端康成(名著復刻全集)

¥1,650

著者:川端康成
出版社:ほるぷ出版
発行年:1980年
サイズ:192mm×134mm(外箱あり)
商品の状態:表紙に僅かな傷とスレあり。本文の状態は概ね良好です。

ノーベル文学賞を受賞した日本の大作家、川端康成の初期の代表作です。本書は昭和2年に金星堂より刊行された短編集の復刻版となります。当時の細やかな装丁デザインを完全再現した豪華な造りは圧巻です。ちなみに本書の校正はおなじ文豪である梶井基次郎が行ったことでも有名です。

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 / 中島らも

SOLD OUT

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 / 中島らも

¥440

著者:中島らも
出版社: 集英社
発行年:1997年
サイズ:152mm×105mm(文庫)
商品の状態:表紙に僅かなスレ、僅かな汚れあり。本文は良好です。

関西を中心に活動し、小説家、エッセイスト、劇作家、ミュージシャンと活躍したらもさん。その人生はお酒とドラッグ抜きに語ることはできない。不器用にしか生きられなくて、それでも落語を愛し、プロレスを愛し、人を愛さずにいられなかったらもさんが半生を綴ったエッセイ。

◎書店員の推薦文
日本有数の進学校「灘」に受かるも、ギター、漫画と横道にそれまくり成績は急降下していく…。見事な「明るい落ちこぼれ」になった少年~青年期。先の見えない社会人生活の中でお酒とドラッグはらもさんにとって切っても切れないものになっていく。70年代モラトリアムと不思議な明るさが交錯するらもさんの自伝エッセイ。もう会えないけど、「こんなおもろいおっさんおったんや」って思ってもらえたら嬉しい。(by 桃仁)

恐い絵 / 中野京子

SOLD OUT

恐い絵 / 中野京子

¥330

著者:中野京子
出版社:朝日出版社
発行年:2007年
サイズ:188mm×132mm(ソフトカバー)
商品の状態:表紙に多数のスレ、多数の汚れと傷あり。小口に僅かな汚れあり。本文の状態は概ね良好です。

ドイツ文学者中野京子さんが「美術の専門家」ではないからこその視点で西洋絵画を解説。絵が描かれた歴史的背景を解説してくれることで、ただ絵をみるだけではわからない画家のメッセージが見えてくる。ゴッホの「自画像」、ドガ「エトワール」など有名絵画の今まで語られなかった魅力を知ることができる絵画エッセイ。

◎書店員の推薦文
「いかさま師」の女主人と召使は何を目配せしているのか?後にナポレオンのプロパガンダ画家になるダヴィッドが絞首台にひかれていくマリー・アントワネットを悪意をこめて描いたスケッチには何が描かれてしまったのか?絵が描かれた歴史的背景、画家の人生に光を当てることで、今まで見えなかったものがみえてくる!それは極上の謎解きであり、「知る」喜びでページをめくる手がとまらない、大人気絵画エッセイシリーズ!(by 桃仁)

白蓮れんれん / 林真理子

SOLD OUT

白蓮れんれん / 林真理子

¥1,210

著者:林真理子
出版社:中央公論社
発行年:1994年
サイズ:206mm×144mm(箱付き)
商品の状態:箱に僅かな凹みがありますが状態は良いです。本文の状態も良好です。

華族出身で、筑紫の炭鉱王に嫁いだ歌人、柳原白蓮が7歳年下の社会活動家、宮崎竜介と駆け落ちした世に言う「白蓮事件」。当時一大センセーショナルとなったこの事件を軸に恋愛小説の名手、林真理子が門外不出とされた白蓮と竜介の書簡700通を得て、白蓮の半生を丹念に紡ぐ。

◎書店員の推薦文
天皇に連なる伯爵家に生まれ、十代で最初の結婚、出産、離婚を経験した燁子。なかば政略結婚のように筑紫の炭鉱王に嫁ぐが…。歌人・柳原白蓮、大正三大美人として「筑紫の女王」と呼ばれた白蓮。姦通罪があったこの時代、命をかけた7歳年下の社会活動家、宮崎龍介との駆け落ち。写真では柳のように儚げに見える彼女を突き動かしたものはなんだったのか。くりかえし本の題材にとりあげられ、白蓮自身も自伝を発表しているが、門外不出とされた二人の700通の往復書簡を得た恋愛小説の名手、林真理子が丹念に紡いだこの本は一際の輝きを放つ。(by 桃仁)